ダンス専門の高校を卒業するとバックダンサーやテーマパークダンサーとして活躍できる!
ダンス専門の高校を卒業すると、どんな進路に進めるのでしょうか。もちろん、まず思い浮かぶのはダンサーですよね。しかし、ダンス専門の高校で学んだうえで目指せる進路は、他にも色々あります。
今回は、バックダンサーやテーマパークダンサーなど、ダンス専門の学校を卒業して目指せる様々な職業について解説していきます。
・バックダンサーになれば世界を股にかけることも夢じゃない
ご存じのとおり、バックダンサーとは歌手や有名ダンサーといったメインの出演者と一緒にパフォーマンスを行う職業のことです。
「バックダンサーでは目立てない」と思う人もいるかもしれませんが、実力次第では誰もが注目するステージに立てる可能性も。バックダンサーになるには厳しいオーディションを通過しなければなりませんが、うまく行けば世界的なアーティストの横で踊り、世界を飛び回って活躍することも夢ではありません。
ただ、あくまで歌手や有名ダンサーといった共演者がメインになっているので、バックダンサーはメインの引き立て役としてパフォーマンスする必要があります。そのため、どんなジャンルでも柔軟に踊れる力と、曲に合わせて振り付けに忠実に踊れるような正確さが求められます。
・テーマパークダンサーや劇団のダンサーになれば観客に笑顔を届けられる
テーマパークや遊園地、ミュージカルやお芝居の中で、ダンスで観客を楽しませるテーマパークダンサー・劇団のダンサーとして活躍するという道もあります。
高い表現力やダンスの技術は必須で、それに加えて演技力も求められます。観客に感動を届けるのが仕事ですから、何より観客を楽しませたいというサービス精神があれば、向いているかもしれません。
これらを目指すなら、まずはオーディションを通過しなければなりません。有名なテーマパークや劇団はそれだけ競争が激しく、もし通過したとしても相当の努力が必要になります。ですが、そこで得た経験や技術は、パフォーマーとしてのその先のキャリアにも役立つ貴重な財産となるでしょう。
また、無名の劇団などに入団して経験を積みつつ自分たちの顔を売っていくという方法もありますが、無名であるがために収支がマイナスになってしまうこともあります。しかし、メインキャストとして抜擢されれば、脚光を浴びることができるでしょう。
・ダンスインストラクターには指導力やコミュニケーションの力が求められる
スポーツジムやダンススクールで指導を行うダンスインストラクターを目指す道もあります。求人募集に応募して採用されるパターンのほか、ダンスイベントなどで声がかかることもあるようです。
ジャズダンスやバレエなど様々な種類のダンス教室があるので、自分の得意な分野を選んで経験を積んでいけば、立派なインストラクターになることも不可能ではないでしょう。
ダンサーの場合はダンス自体の技術力や表現力、他のメンバーとの協調性などが要求されますが、ダンスインストラクターには、ダンスの技術力などはもちろん、人に教える能力も必要になります。加えて、接客業の要素も強いため、そうしたコミュニケーションの力も求められます。人と関わることもダンスも両方好きという方にはおすすめの職業ですね。
・振付師にはクリエイティブな発想力が必要
指導という点ではダンスインストラクターと同じ系統になりますが、映画や舞台の出演者に振り付けを行うのが振付師の仕事。
イベントのテーマや世界観にマッチした振り付けや踊り方を指導するため、ダンスの技術力や表現力、指導力が求められるだけでなく、発想力やセンスいったクリエイティブな能力が求められます。
表舞台に立つことはあまりないかもしれませんが、自分の考案した振り付けが流行となればやりがいを感じることができ、大きな影響力をもつこともある職業だといえるでしょう。
・高卒資格も取れて幅が広がる
以上、ダンス専門の高校を卒業して目指せる職業について解説しました。
他にも、ダンス専門の高校で高校の卒業資格を取得すれば、大学へ進学することも可能です。また、高卒資格が就職で有利に働くこともあります。そうした意味でも、ダンス専門の高校の卒業生には、幅広い進路の選択肢があるといえますね。