ハウスダンスとは?その特徴や歴史・今も進化を続けるスタイルを徹底解説
ハウスダンスは、歴史はそこまで古くないものの、生まれて間もない頃から評価を得ていたダンスジャンルです。ダンスに興味を持ち始めた方も、他のジャンルを踊っている方も、ハウスダンスの見事な足さばきに魅力を感じたことがあるのではないでしょうか。
ここでは、ハウスダンスの特徴や歴史、今も進化を続けるスタイルなどについて解説していきます。
◆ハウスダンスはハウスミュージックの速いリズムに合わせて踊るダンス
ハウスダンスはクラブシーンなどで人気のジャンルです。起源は1980年代初頭で、ハウスミュージックが発祥したアメリカ・シカゴといわれています。そして、シカゴからアメリカ各地に広まり、1980年頃になると、ニューヨークでニュースクールのクラブダンスとして人気を博すようになります。
ハウスダンスの特徴は、「四つ打ちのリズムにのった速めのテンポ」に合わせた素早い動き。下半身で踊られるステップが多いのもハウスダンスの特徴です。
ハウスダンスの基本的なステップは、サルサやカポエィラ、バレエやアフリカンなどがミックスされて作られたといわれます。
また、ハウスダンスを語る上で欠かせないが、ハウスミュージックです。生みの親と称されるのは、ニューヨークにあった伝説のクラブ「パラダイス・ガラージ」のDJだった「ラリー・レヴァン(Larry Levan)」。「NYガラージ」というハウスの基礎となるスタイルを確立しています。
その後、ラリー・レヴァンの友人でDJの「フランキー・ナックルズ(Frankie Knuckles)」が、シカゴにオープンしたクラブ「ウェアハウス」で活躍するようになります。「ハウス」の由来は、この、ウェアハウスなのです。
数十年にわたりクラブシーンで踊られてきたハウスダンス。今でもハウスミュージックが流れるクラブは、日本全国にたくさんあります。
◆今でも進化しているハウスダンスとハウスミュージック
ハウスミュージックが生まれたのが1980年代初頭のシカゴで、ハウスダンスとともに変革を遂げていきます。1990年代になると、ニューヨークで流行のクラブダンスとして台頭。その後、日本で知られるようになっていきます。
また、ハウスミュージックの変革はヨーロッパやアフリカなどへも渡り今でも進化をしています。ここ数年で話題になったのがアフロ・ハウスとよばれる「Gqom(ゴム)」。アフリカ音楽とイギリスのミュージックシーンが融合し、新たにハウスミュージックとして注目を集めたジャンルとなります。
このようにハウスミュージックが進化することで、ハウスダンスも新しいスタイルへと変わっていきます。音楽は既存のジャンルが進化していくことがありますが、同じハウスというジャンルでも、その時どきで流行るダンスは変わり、日々進化をしています。流行に敏感になることは、ハウスダンスを極めるポイントといえるでしょう。
◆ハウスダンスでは最初に独自の「ツーステップ」をマスターする
速めのテンポで、足で細かくリズムをとるため、基本となるステップでも簡単とは言い難いハウスダンス。それでも、基礎をマスターすればスムーズに踊ることができるでしょう。
ハウスダンスには基本となるステップがいくつかあり、それらを組み合わせてダンスを完成させます。最初にマスターすべきといわれるのが、ハウス独自の「ツーステップ」です。ハウスダンスの基本ステップは、左右への動作が多くあります。
スクールに通ったり、インターネットで動画を観たりして練習しましょう。自分がしっかりとステップを踏めているかは、鏡の前で確認をしながら動きを調整します。
いくつかある基本ステップをマスターして、ハウスのテンポに合わせられるようになれば、自分なりのアレンジでハウスダンスを楽しむことも可能になるでしょう。
◆ハウスダンスをより実践的に学ぶならダンススクールに通うことも一つの方法
以上、ハウスダンスの概要について紹介してきました。一見難しそうなハウスダンスですが、基本的なステップをマスターし音楽のテンポに合わせられるようになれば、楽しめるようになるでしょう。
より実践的に習得をするならば、ダンススクールに通うことも一つの方法です。
自分に合った形で、ハウスダンスを楽しんでください。