ダンスの初ステージで緊張による失敗を防ぎたい人へ!本番前の数分でできる対処法5つを紹介
人は緊張すると、本来のパフォーマンスを発揮できなくなることがあります。大勢の人に見てもらえるステージに立つとなると、舞台慣れしている人でも緊張するのですから、学園祭などで初めてダンスを披露する人が緊張してしまうのも無理はありません。そうとはいえ、緊張のせいでふだんはしない失敗をしてしまうことは避けたいものです。
そこで今回は、本番前の数分でも簡単に行える緊張への対処法を5つご紹介します。
1. 最も簡単なのは定番の深呼吸
特に緊張状態にあるときに行いたいのが、深呼吸です。肩の力を抜いて目を閉じ、空気を鼻からゆっくり吸い込んで、お腹から空気を吐き出すと、自律神経のバランスが戻り緊張がほぐれていくといわれています。
深呼吸は緊張をほぐす方法としては最も簡単にできるものです。ダンスが始まる前の1分でも十分に行えるので、まずは試してみましょう。
2. 深呼吸を組み合わせたイメージトレーニング
ただ深呼吸を行うだけでもよいですが、余裕があれば、深呼吸をしながら、ダンスをうまく踊れている自分をイメージしてみましょう。緊張の原因はダンスを失敗することへの不安であることが多いものです。イメージのなかで失敗しない自分を思い描き、さらに深呼吸をして心と身体の落ち着きを取り戻しましょう。
これはイメージトレーニングでもあるので、ふだんのダンス練習にも役立つ方法です。
3. ジャンプする・手足をブラブラさせるなど力を抜いて体を軽く動かす
軽く体を動かすことでも緊張を緩和させられるといわれています。具体的には、軽くジャンプする、手足をブラブラさせる、首を回すといった動きで、固くなった体をほぐしていきます。力を抜いて行うのがコツで、一緒に深呼吸をするとさらに効果的とされています。
4. グループで踊る際は仲間に話しかけて会話をする
一人でダンスをするときは難しいかもしれませんが、数人のグループでダンスをするのであれば、不安を感じたときに仲間に話しかけるのもひとつの方法です。たわいのない内容でも、会話をすることで気分が楽になり、不安な気持ちを外に出せることがあります。
5. GABAやセントジョーンズワート配合のサプリメントを持っておく
サプリメントの中には、リラックスしたい人向けのものが販売されています。代表的なものはGABAやセントジョーンズワートなどが配合されたもので、安価で購入できます。サプリメントであって薬にはなりませんが、自分に合ったものをお守り代わりに持っておくのもひとつの方法かもしれません。
・ダンスが始まれば大丈夫!緊張したままでも成果を出すことはできる
ここまで緊張への対処法をいくつか紹介してきましたが、それでも不安が大きいという方に、覚えていていただきたいことがあります。それは、ダンスが始まってしまえば意識がダンスに向かい、緊張していたとしても練習の成果が出せることも少なくないということです。
大会となればまた話は別かもしれませんが、多少失敗してもダンスを楽しむことができれば、踊っているうちに調子が乗ってきます。
緊張するのは仕方がないとしても、過度に緊張を恐れるとさらに緊張してしまうので、気楽に楽しむことを考えるといいでしょう。
・最高のパフォーマンスを発揮するには多少の緊張も必要!
ダンスで最高のパフォーマンスを発揮するには、練習の積み重ねはもちろんですが、本番前に感じる緊張も必要です。不安が強い緊張はほぐす必要がありますが、ドキドキする程度であれば、その緊張は刺激となり、パフォーマンスを最大限に発揮させる力の源にもなります。
緊張は付き合い方を間違えなければ、味方になってくれるものです。失敗への恐れはどんな人でも持っているものなので、過度に恐れることはありません。今回ご紹介した対処法を試し、少しでも気分を楽な方向にもっていきましょう。