高校生から声優になるには?声優専門の高校やオーディションなどプロへの道のりを解説
アニメやゲームなどのキャラクターに声をあてる声優は、いまや憧れの職業のひとつ。
声優として仕事をするためには、いくつかの方法があります。
専門学校への入学、養成所のオーディションを受けるほか、プロダクションや制作会社のコンテストへ参加するという方法です。
このページでは、高校生から声優になるための手順について詳しく解説しています。声優を目指している中学生、小学生、その保護者のみなさんは、是非参考にしてください。
高校生から声優になるための方法
声優になるためにはいくつかの選択肢があり、資格職ではないため誰にでもチャンスはあります。動画やアニメ、ゲームや映画の世界にまで需要が高まっているので、自分に合った方法で声優へ繋がる道を探してください。
1. 声優専門の高校への入学
声優専門の高校に入学する最大のメリットは、レッスンに打ち込みながら高校卒業資格の取得を目指せるところでしょう。一般的な高校のように宿題が出題されるわけではないため、高校卒業に必要な勉強は週4時間程度で構いません。通信制高校への同時入学となり、自分のペースで学ぶことができるでしょう。
また、芸能活動に時間が割かれてしまう時は、後日まとめて単位を取得することが認められています。夢か勉強かという二者択一にはならないため、どちらも両立可能です。
学校説明会や体験入学などへ参加すれば、どんな雰囲気かを実感できるでしょう。卒業すれば高校卒業資格を取得し、進学や芸能プロダクションへの進路が開かれます。
2. 養成所のオーディション
プロダクションや劇団直営の声優養成所に入る方法もあります。入所するには申込み後に行われるオーディションを受け、合格する必要があります。難易度は養成所によってさまざまです。
演技や発声など豊富なカリキュラムがあり、卒業公演も催されます。
プロダクションに所属するためのオーディションに合格して実力を認められれば、デビューへの近道になります。
ただ、あくまで養成所としての立ち位置なので、オーディションに合格して入所したとしても、高校や大学のような卒業資格はもらえません。
合格すれば高校生から入所できますが、高校卒業資格を得たいのなら、高校との両立を考えなえればいけません。
高校が課外授業認めてくれたとしても、学校の課題やテスト、出席日数をクリアしながら養成所のレッスンをこなしていくのは大変でしょう。
3. 事務所や制作会社のコンテストへ参加
コンテストへの参加は、上手く行けば最短で声優になれる方法です。特に制作会社が主催しているものは、声優としてその作品にデビューできる確率も高いでしょう。ただ、「経験者のみ」など、応募条件をつけている場合が多く、条件に当てはまらなければ応募することさえできません。なかには「未経験者OK」のオーディションもありますが、競争率が高く、実績を重ねなければ難しい面もあります。
また、事務所に所属するためのコンテストに合格できた場合でも、高校や大学へのサポートを得ることはできません。
仕事と学業のどちらかを選ばなければならない局面に立たされるでしょう。
声優専門の高校を卒業してから養成所に入るという選択もあり
なかには、「どうしてもこのプロダクションに入りたい、そのためには直営の養成所で学んでチャンスを掴みたい」という声優志望の学生もいることでしょう。
そういった場合は、まず専門学校に入り基礎をしっかりと学びながら高校の卒業資格を所得し、そのあとで声優養成後を受ける、という道もあります。
声優養成所の多くは、基礎を学ぶというよりも、実践的な演習が中心になることが多いようです。ですので、入所オーディションに合格して養成所に飛び込んでみたものの、直営プロダクションに所属するためのオーディションに自信を持って挑めない…といった人も少なくありません。
その点、声優の専門高校を卒業しておけば、その経験と実力が糧となり、養成所のレッスンや所属オーディションにも自信が持てるでしょう。
高校から声優を目指すには専門高校への入学が近道
声優の専門高校へ入学すれば、声優への道と高校卒業資格を1度に叶えることができます。一般的な高校は教育課程を収めることが目的なので、レッスン受けながら通うのは負担も大きいでしょう。養成所のオーディションや事務所のコンテストは、専門高校を卒業してからでも遅くはありません。